第1試合 RCCJSR

 

5月14日、2017年度の女子大生リーグが開幕しました。記念すべき10期目となる今期は7チーム、全9節で行われます。その幕開けを飾る第1試合は昨年、最終節まで優勝を争ったRCCJSRの対戦。静かな立ち上がりとなりましたが、試合が動いたのは開始3分、昨年の得点王JSR北島選手のゴールでした。しかし昨年の覇者RCCも黙っていません。7分0秒に江上選手のパスを佐藤選手がJSRに流しこみ同点に追いつきます。このまま試合が終わるかと思われた試合終了間際、JSRは相手のファールでペナルティーエリアぎりぎりの位置でフリーキックを得ます。これを金子選手が一度は壁に当たるもその跳ね返りを冷静に決めて土壇場で勝ち越しに成功。そして試合はこのまま終了のホイッスル。2−1でJSRが幸先のいいスタートを切りました。

 

MEP:金子友美(JSR)  得点者:(JSR)北島、金子 (RCC)佐藤

 

 

第2試合 GIOCATOREJ.W.F.C.

 

第2試合は昨年最終節に悔しい思いをしたJ.W.F.C.GIOCATOREと対戦。GIOCATOREは昨年とは違い大量人数で試合に臨みますが、チーム力もアップした印象。その印象通り序盤はGIOCATOREが優勢に試合を進めますが、J.W.F.C.にも凄い新戦力が加わっていました。小さい体ながらドリブルでの突破力がある友永選手。6分45秒に先制ゴールを叩き込むと、9分40秒にも貴重な追加点をゲット。J.W.F.C.に勝利をもたらしました。

 

MEP:友永和希(J.W.F.C.)  得点者:(J.W.F.C.)友永2

 

 

第3試合 PNUTSmomoza

 

今期から4期ぶりにmomozaが復帰しました。第3試合はそのmomozaと今年こリーグ参戦3年目で上位入賞を目指すPNUTSの一戦。試合は序盤から動きます。開始2分20秒にmomozaは石原選手のゴールで先制するとその直後に長岡選手のゴール、更には6分15秒に澤井選手、とどめはコーナーキックからあわせた朝鍋選手のゴールでした。momozaは久しぶりのリーグ戦でしたが、攻撃力は色あせていないですね。

 

MEP:石原咲季(momoza)  得点者:(momoza)石原、長岡、澤井、朝鍋

 

 

第4試合 JSRGIOCATORE

 

第4試合からはそれぞれの2試合目。JSRGIOCATOREの対戦は、序盤こそ得点はないもののJSRペースで試合は進み、迎えた5分35秒、小川選手のパスから毛利選手のシュートが決まり、JSRが先制します。セットが変わった終盤には笠嶋選手の豪快なシュートがGIOCATOREゴールに突き刺さり2−0で開幕2連勝。敗れたGIOCATOREも何度もチャンスを作っていたので、今期は面白い存在になりそうな予感がしました。

 

MEP:笠嶋美里(JSR)  得点者:(JSR)毛利、笠嶋

 

 

第5試合 PNUTSRCC

 

今期のRCCはメンバーが全員入れ替わり、新3女のみでの参戦となりました。そのせいかまだ試合慣れをしていない印象はぬぐい切れません。特に守備面において課題があり、この試合でも5分40秒にペナルティエリア内でファールを犯してしまいPNUTSにPKを与えてしまいます。チャンスを得たPNUTSは福田選手が豪快にRCCゴールに蹴りこみ、今期の初得点を記録。このまま初勝利ももぎとるかと思われましたが、試合終了間際、RCCは江上選手の起死回生のゴールが決まり、土壇場で引き分けに持ち込み試合終了。今期初の引き分けとなりましたが、P☆NUTSのゴールを守り続けた仲村選手の活躍は見逃すことができません。

 

MEP:仲村美花(PNUTS)  得点者:(PNUTS)福田(PK) (RCC)江上

 

 

第6試合 J.W.F.C.momoza

 

第6試合は過去に何度も好勝負を繰り広げたJ.W.F.C.momozaの一戦。先制したのは1試合目を大量特手店で制しているmomozaでした。開始50秒、決めたのは小林選手。しかしその後は身体能力の高いチーム通しの試合らしく、お互い体を張っての攻防が続きます。その中でも果敢にドリブルで突破口を開こうとする友永選手の動きが目立ちます。そしてその友永選手が同点弾を叩き込んだのは9分40秒。ぎりぎりで同点に追いついたJ.W.F.C.でしたが、お互い勝ち点1を分け合ったのは妥当な結果だったと思います。

 

MEP:友永和希(J.W.F.C.)  得点者:(momoza)小林 (J.W.F.C.)友永

 

 

第7試合 JSRPNUTS!

 

今節は開会式などもある関係で各チーム3試合ずつなのでここからが各チーム第1節の最終試合となります。ここまで2勝のJSRは勝って第1節を締めくくりたいところ。対するPNUTSは今期初の勝利を手にしたいところでしたが、JSRのエースの一発に屈することになってしまいました。7分18秒に決めたのは北島選手。やはり彼女の存在は大きい。今期も本リーグを盛り上げてくれる事を期待したいと思います。なお、JSRは今節唯一の3連勝で首位発進。昨年、最後の最後で優勝を逃した悔しさを晴らせるでしょうか・・・?

 

MEP:北島彩香(JSR)  得点者:(JSR)北島

 

 

第8試合 GIOCATOREmomoza

 

第8試合はmomozaの攻撃力が目立った試合展開となりました。2分43秒に朝鍋選手が決めて先制すると、6分29秒には小林選手がファー詰めで決めて2点目。更に長岡選手、佐久間選手がこれに続き終わってみれば4−0。どこからでも取れることを証明した一戦でした。GIOCATOREは今節3連敗となりましたが、強豪チームとの対戦ばかりでしたし、個々の能力は高いので次節からの逆襲に期待したいと思います。

 

MEP:朝鍋夏記(momoza)  得点者:(momoza)朝鍋、小林、長岡、佐久間

 

 

第9試合 J.W.F.C.RCC

 

第9試合が今節の最終試合。ここまで負けなしのJ.W.F.C.と、逆に勝利がないRCCの一戦となりました。しかし試合は思わぬ形で決することに。しかも序盤で・・・RCCは開始早々に二つのオウンゴールによりJ.W.F.C.に2点を献上してしまいます。この後は互角の試合をしただけにもったいない失点でした。この試合の中でもJ.W.F.C.の友永選手の動きは目を見張るものがあり、文句なしで今節のMVPに決定。得点ランキングもトップに立ちました。敗れたRCCは本リーグ初の連覇を目指すも第1節は勝点1止まり。次節以降の巻き返しを期待しています。

 

MEP:友永和希(J.W.F.C.)  得点者:(J,W.F.C.)OG2