ついに2014年度の女子大生リーグも最終節となりました。その最終節第1試合は逆転で準優勝を狙うJSRとGIOCATOREの対戦でしたが、JSRの一方的な試合となってしまいました。1分40秒に小竹選手のゴールで先制するとその後も攻撃の手を緩めません。2分27秒に山田選手、その直後には横川選手も決めて3−0。更に4分18秒にも山田選手が決めると。試合後半には小竹選手の2ゴールで6−0の快勝。小竹選手はハットトリック達成です。
MEP:小竹里奈(JSR) 得点者:(JSR)小竹3、山田2、横川
第2試合 RCC対Clue
第2試合には久々の入賞を狙うRCCが登場。対するは今節のゲストチームClue。先制したのはRCC。開始25秒、相手のオウンゴールで1−0。盛り上がるRCCベンチですが準優勝を狙うプレッシャーからなのか、何かいつもと違う雰囲気。対するClueは試合慣れはしていないものの個々の実力はなかなかのもの。3分35秒に松野選手のゴールで同点に追いつきます。同点に追いつかれたRCCはこの後反撃に転じますが、いつもと違う雰囲気にのまれたてしまったのか絶好機も決めることができません。結局試合はこのまま終了。RCCは勝点1を獲得しましたが、後に響かなければいいのですが・・・
MEP:松野睦 (Clue) 得点者:(RCC)OG (Clue)松野
第3試合 J.W.F.C.対D.T.M
第3試合はすでに今期の優勝を決めているJ.W.F.C.とD.T.Mの対戦。D.T.Mは今期から参加したチームですが第1節から最も成長したチームではないでしょうか・・・?この試合はそれを証明するような試合となりました。3分19秒に桑原選手のシュートが決まり先制するとその後はJ.W.F.C.の攻撃を全員で守りきり、完封勝利。初めてJ.W.F.C.に勝利しました。
MEP:桑原玲奈(D.T.MF) 得点者:(D.T.M)桑原
第4試合 JSR対Clue
ここから各チーム2淳目に突入。ゲストチームのClueがJSRに挑んだ第4試合は1点を争う好ゲームとなりました。そんな試合を決めたのは3分40秒に決めたJSR鵜野選手のゴールでした。Clueは攻撃に関してはかなりの威力を持っていますが、その反面守備がおろそかになる場面が多くみられました。なお、この試合勝利したJSRはこの時点でRCCを抜いて2位に浮上しています。
MEP:鵜野瑞希(JSR) 得点者:(JSR)鵜野
第5試合 J.W.F.C.対GIOCATORE
第5試合はJ.W.F.C.とGIOCATOREの対戦。この日J.W.F.C.は総勢27名の大所帯で参加。そのためひとりひとりの出場時間は限られていました。それでも開始1分、山本(純)選手のゴールで先制し試合を優位に進めます。そして試合後半、今期キャプテンを務めながら怪我のため離脱していた村田選手がピッチに帰ってきました。その村田選手は完治していない状態でも必死にプレー。強烈なシュートを放つもゴールはならず。その代わりに試合終盤、小森選手が決めて2−0。村田選手の復帰戦に花を添えてくれました。
MEP:村田咲恵(J.W.F.C.) 得点者:(J.W.F.C.)山本(純)、小森
第6試合 RCC対D.T.M
JSRに抜かれてしまい3位に後退したRCCは是が非でも勝ちたいこの試合。しかし5分過ぎにD.T.Mに生成ゴールを許してしまいます。決めたのは小鳥居選手。その後RCCは必死に反撃を試みますが、J.W.F.C.に勝利し勢いに乗るD.T.Mも応戦、なかなかゴールは決まりません。それでもRCCは8分15秒に強烈なシュート性のパスを山口選手が胸に当てて同点に追いつきます。同点に追いついたRCCですが残された時間が少なすぎました。結局試合は1−1のドロー。RCCの逆転準優勝はあるのでしょうか・・・?
MEP:小鳥居結子(D.T.M) 得点者:(D.T.M)小鳥居 (RCC)山口
第7試合 GIOCATORE対Clue
しばしの休憩の後行われた第7試合は今期は最後まで苦しんだGIOCATOREとゲストチームのClueの対戦。やっと試合に慣れてきたClueですが。5人ぎりぎりでの戦いはかなりきつかったと思います。試合終盤まで互角の戦いを見せて一進一退の攻防戦となりますが、試合終盤、思わぬ形で失点してしまいます。8分30秒のオウンゴールでした。試合は1−0でGIOCATOREが勝利。これが今期の2勝目となりました。
MEP:植竹里奈子(GIOCATORE) 得点者:(GIOCATORE)植竹
第8試合 JSR対D.T.M
最終節も終盤戦に入り、一番の興味は準優勝争い。この時点で2位のJSRはこの試合に勝ってRCCにプレッシャーを与えたいところでしたが、この日のD.T.Mは本当に充実していました。目まぐるしくメンバーが変わるものの出る選手全員が頑張りを見せ、強力な攻撃力を持つJSRにゴールを決めさせません。しかしそれ以上にJSRのゴレイロの壁は厚かった。前節を腰痛で欠場した間宮選手が堅実なプレーで無失点におさえます。結局試合はスコアレスドローで終了。JSRは確実に勝点1を積み上げました。
MEP:間宮悠貴(JSR) 得点者:なし
第9試合 J.W.F.C.対Clue
第9試合は優勝チームとゲストチームの対戦となりました。前述したとおり、この日のJ.W.F.C.は大人数で参加、そのため得点王を狙う松井選手であっても出場時間は限られています。その松井選手がこの試合に出場し有終のゴールを決めてくれました。3分30秒に決めた彼女らしいゴールでした。これで得点王はほぼ確定。試合もこのゴールでJ.W.F.C.が勝利。ゲストのClueも優勝チームに1失点であれば善戦したといっていいでしょう。
MEP:松井佑希子(J.W.F.C.) 得点者:(J.W.F.C.)松井
第10試合 RCC対GIOCATORE
今期も残すところ4試合。GIOCATOREにとっては今期の最終戦となった第10試合。対するは準優勝を目指しながら今節2引き分けと思うように勝点を伸ばせないRCC。今期2勝2分と得意にしているGIOCATOREからは勝点3を奪いたいところでしたが、先制したのはなんとGIOCATORE。今期も得点力不足に泣いたGIOCATOREですが、最終戦1分20秒に梅藤選手が決めて見せます。GIOCATOREとしても最終試合を勝利して来季につなげたいところでしたが思わぬプレーが出てしまいます。5分過ぎに植竹選手がペナルティエリアで痛恨のハンド。RCCにPKが与えられます。このPKを三村選手が冷静に決めて1−1の同点。これで一気に勢いを増したRCCはその後も果敢にGIOCATOREゴールに迫りますが、シュートはことごとくキーパー正面に。結局1−1のまま試合終了。これが準優勝を狙うプレッシャーなのでしょうか・・・?
MEP:茂木洋子(GIOCATORE) 得点者:(GIOCATORE)梅藤 (RCC)三村
第11試合 JSR対J.W.F.C.
準優勝を狙うJSRですが、最終戦を前に相対するのは優勝を決めているJ.W.F.C.。しかもJ.W.F.C.は最終戦。決して手を抜いてはくれません。しかしそのJ.W.F.C.の強力な攻撃を抑え込んだのはやはり間宮選手でした。JSRはゴールを奪うことはできなかったもののスコアレスドローで勝点1を獲得。この時点でJSRの勝点は36。RCCは34。最終戦の直接対決の結果で準優勝が決まる面白い展開となりました。なお、J.W.F.C.は最終節を2勝1分1敗で終えています。
MEP:間宮悠貴(JSR) 得点者:なし
第12試合 D.T.M対Clue
今節の第12試合はD.T.MとClueの対戦となりました。今節ここまで1勝2分と好調なD.T.M、この試合も勝利して有終の美を飾りたいところでしたが、Clueもゲストチームながら最後の頑張りを見せてくれました。5人で5試合はきつかったと思いますが、この試合も引き分けに持ち込み全試合を完走。1年生5人での2分3敗は立派な成績だと思います。ぜひまた参加して初勝利を目指してください。そしてD.T.Mですがこの試合引き分けましたが、初の無配を記録。未勝利だった第1節を考えると本当にいいチームになったと思います。
MEP:宮川はるな(Clue) 得点者:なし
第13試合 JSR対GIOCATORE
ついに今期の最終戦となりました。しかも勝ったほうが準優勝となる大一番。ここまで2位のJSRと3位のRCCの勝点差はわずかに2。もちろん勝った方が準優勝、引き分けならJSRが準優勝となります。最終戦を前に選手全員で円陣を組んだRCC。応援に駆け付けてくれた多くの仲間のためにも勝利したい一戦は、開始3分に動きます。その多くの仲間の気持ちが乗り移ったかと思うような三村選手のシュートがJSRゴールに飛び込みます。しかも鉄壁の間宮選手を破る見事なゴールでした。盛り上がるRCCベンチ。これで勢いに乗ったRCCでしたが、7分30秒に横川選手に技ありゴールを決められ1−1の同点に。その後もベンチの後押しを得て攻め込むRCCでしたが、ゴールがないまま無情のホイッスル。1−1で引き分けに終わりJSRの準優勝が確定。RCCも最後までよく晩張りましたが一歩届かず3位。これで2014年度の女子大生リーグ全試合が終了しました。
MEP:横川薫(JSR) 得点者:(JSR)横川 (RCC)三村