夏休みをはさみ久しぶりの開催となった女子大生リーグ第4節。その第1試合はユニフォームができたばかりのELGOLAZOの一方的な展開となりました。開始早々に荒川選手のゴールで優位に立つとその後も着実に得点を重ねます。特にリーグ前半戦は怪我明けのためフィールドでのプレーを自粛していた浅川選手が2ゴールの大活躍。4ゴールをあげたELGOLAZOがGIOCATOREに圧勝しました。
MEP:浅川梨奈(ELGOLAZO) 得点者:(ELGOLAZO)荒川、宮本、浅川2
第2試合 momozaレディース対RCC
第2試合には前半戦を首位で通過したmomozaレディースが登場。対するはRCC。しかしこの試合も第1試合に続き一方的な展開となりました。得点王争いのトップを走る高橋選手がハットトリックを記録。更には高橋選手のゴールをアシストした茂木選手にもゴールが生まれ4−0。RCCはこの二人の攻撃を止めることができませんでした。
MEP:高橋香菜(momozaレディース) 得点者:(momoza)高橋3、茂木
第3試合 J.W.F.C.対JSR
お互いにたくさんのメンバーが参加してくれたJ.W.F.C.とJSRが対戦した第3試合。夏ごろからメンバーが増えたJSRはキーパーの間宮選手を中心に必死に守りますがJ.W.F.C.の攻撃陣のほうが一枚上手でした。特に2分40秒に生まれた松井選手のゴールは華麗な個人技からのシュートでした。更に試合終了間際には前節のMVP大塚選手にもゴールが生まれ2−0。惜しくも敗れたJSRですが、有望な新人も入ってきてこれからに期待が持てそうです。
MEP:松井佑希子(J.W.F.C.) 得点者:(J.W.F.C.)松井、大塚
第4試合 RCC対GIOCATORE
お互いに最初の試合を大敗したGIOCATOREとRCCの対戦。ここまで両チームとも得点力不足に悩まされていますが、この試合もひとつのゴールで勝敗が決してしまいました。しかもフリーキックからの得点。決めたのはRCCの山口選手。4分38秒、相手のファールで得たフリーキックは見事な弾道でGIOCATOREゴールに吸い込まれました。山口選手はこれが今期初得点。夏合宿の成果が出たシュートだったのではないでしょうか・・・
MEP:山口夏海(RCC) 得点者:(RCC)山口
第5試合 J.W.F.C.対ELGOLAZO
今期から参加したELGOLAZO。実力的には十分上位を狙えるチームだと見ています。実際に上位に行くためには前回負けているJ.W.F.C.は破らなくてはいけない相手。しかし先制したのはJ.W.F.C.。大黒柱の菅田選手からのパスを受けた山本選手が決めて先制します。その後膠着状態でしたが、7分過ぎに得点したのもJ.W.F.C.。フリーキックのチャンスを得たJ.W.F.C.はフリーキックは入らなかったもののそのこぼれ球を大塚選手が押し込み2−0。その後ELGOLAZOも反撃し浅川選手が得点しますが、その直後にJ.W.F.C.は奥川選手が放ったキックインからのシュートのような強烈なボールをキーパーがはじきそのままゴールに吸い込まれ万事休す。3−1でJ.W.F.C.が勝利しました。
MEP:菅田めぐみ(J.W.F.C.) 得点者:(J.W.F.C.)山本、大塚、OG (ELGOLAZO)浅川
第6試合 momozaレディース対JSR
この試合momozaレディースは中心選手のふたりがベンチスタート。その間に泉田選手がゴールを奪いJSRが先制します。先制されたmomozaレディースは試合中盤から高橋選手と茂木選手が出場。5分53秒に茂木選手がゴールが決まり同点に追いつきますがmomozaの反撃はここまで。結果は1−1のドロー。勝点1ずつを分け合う結果となりました。
MEP:泉田桜子(JSR) 得点者:(JSR)泉田 (momoza)茂木
第7試合 GIOCATORE対J.W.F.C.
若干の休憩を挟んで行われた第7試合はここまで2勝のJ.W.F.C.と2敗のGIOCATOREという対照的な2チームの対戦。しかし試合はその勢いとは異なり互角の戦いとなります。全体的にはJ.W.F.C.の攻撃時間が長かったように思いますがGIOCATOREも粘りを見せて必死に守ります。しかし無情にも3分55秒に決まったJ.W.F.C.の1ゴールで勝敗が決することに。決めたのはこの前の試合でキックインからシュートを決めた奥川選手。(記録はオウンゴール)今度は正真正銘のゴールとなりました。
MEP:奥川愛依(J.W.F.C.) 得点者:(J.W.F.C.)奥川
第8試合 JSR.対RCC
上位を狙うRCCとしてはどうしても勝ちたい試合。対戦するJSRもそれは同じ。試合はその通りの互角の戦いとなりますがお互いに相手ゴールを割ることができません。一進一退を繰り返したこの試合はゴールのホイッスルが一度もならぬままタイムアップ。今節初のスコアレスドローとなりました。しかし両チームとも前半戦に比べてチーム力が上がっているのは明らか。特に何度も決定機を抑えJSRのゴールを守った間宮選手の好守備が目立った試合でした。
MEP:(JSR)間宮 得点者:なし
第9試合 ELGOLAZO対momozaレディース
今期2回目の同一大学対決となった第9試合。初対決となった前節では1−0でmomozaがAfflus Leagueの先輩の意地を見せましたが、この試合はどうだったでしょうか?そんな試合は前回に増して女と女の意地がぶつかり合う好ゲームとなりました。前の試合で高橋選手と茂木選手を半分しか出さなかったmomozaレディースはほぼベストメンバーでしたが、なかなか得点を奪うことができません。逆にELGOLAZOも浅川選手が強引な突破を見せますがゴールには結びつかず。そして均衡が破られたのは8芙50秒に生まれた茂木選手の今節1のビューティフルゴールでした。しかしELGOLAZOも諦めません。というよりこのゴールで火が付いたのか先制された10秒後に一瞬のすきをつき阪口選手が得点します。この時点で残り1分。しかしその後はゴールシーンは見られず1−1のまま試合終了。見ている側も熱くなった好ゲームでした。
MEP:茂木麻璃奈(momozaレディース) 得点者:(momoza)茂木 (ELGOLAZO)阪口
第10試合 JSR対GIOCATORE
すっかり暗くなって行われた第10試合からは各チーム第4節の最後の試合。まずはここまで1勝もあげていないJSRとGIOCATOREの対戦。お互いなんとか1勝をということで両チームのコーチが指示を出しますが、なかなか得点を奪うことができません。その均衡が破れたのは開始6分、その直前にもチャンスがあった花塚選手が強引に押し込みJSRが先制。その後8分54秒にも新戦力の山田選手にもゴールが生まれ2−0でJSRがこの日の初勝利。これに対しGIOCATOREは今節は1ゴールも奪えず4連敗。次節までに再度攻撃を磨いて次節は一矢報いたいところです。
MEP:花塚恵美(JSR) 得点者:(JSR)花塚、山田
第11試合 momozaレディース対J.W.F.C.
第11試合は首位と2位の対戦となった注目カード。この日の勢いからするとJ.W.F.C.が有利かと思われましたが、momozaレディースも首位の意地を見せJ.W.F.C.の攻撃の芽を摘んでいきます。しかし得意の攻撃はチャンスを迎えるもJ.W.F.C.のキーパー高山選手が好セーブを連発。4連勝を目論んだJ.W.F.C.でしたがそれはならずも3勝1分の好成績。Momozaレディースは負けはしなかったものの1勝3分と若干失速。この2チームの戦いはこれからも注目を集めそうです。
MEP:高山由衣(J.W.F.C.) 得点者:なし
第12試合 ELGOLAZO対RCC
第4節も残すところあと1試合。その試合はRCCの頑張りが目立った試合となりました。RCCは跳びぬけた選手がいない代わりに結束力は1,2を争う好チーム。この試合も個々の実力では断然上のELGOLAZOにチーム力で立ち向かいます。そんな試合は開始3分23秒、勝利のためにどうしても欲しかった先制点がRCCに記録されます。ゴールを決めたのはチーム得点王の稲垣選手。その後もRCCは引くだけでなく攻撃を仕掛けながらELGOLAZOの強力な攻めに耐え続けます。そしてベンチ一体となって勝利を目指すRCCに心地よい終了のホイッスルが鳴り響きます。RCCはこの勝利で2勝1分1敗、ELGOLAZOは1勝1分2敗で折り返しの第4節終えました。
MEP:稲垣美春(RCC) 得点者:(RCC)稲垣