第３節のオープニングゲームは前節がお休みだったため2か月ぶりのリーグ戦となった学習院が登場しましたが、新戦力を含め相当にレベルアップしていました。しかしJSRも負けてはいません。学習院の新戦力本多選手の２ゴールで学習院がリードしますが、JSRは木下選手、大宮選手のゴールで同点に追いつきます。そして迎えた8分過ぎ、試合を決めたのは学習院唯一の4年生益子選手のゴールでした。
ＭＥＰ：本多由依（学習院） 得点者：（学習院）本多２、益子（JSR）木下、大宮
第２試合 青短対GIOCATORE
ここまで調子の波に乗り切れていない両チームの対戦。この試合もお互いになかなかゴールシーンを見ることができませんでしたが、このまま引き分けかと思われた試合終盤、黒崎選手の値千金のゴールが決まります。このゴールが決勝点となり１−０でGIOCATOREが勝点３を獲得しました。
ＭＥＰ：黒崎愛美（GIOCATORE） 得点者：（GIOCATORE）黒崎
第３試合 RCC対J.W.F.C.
今期も得点力不足に悩むRCCの今節初戦。相手はJ.W.F.C.でしたが、稲垣選手を中心にいつもよりも積極的な攻撃をしかけます。しかし得点を奪うまでは至りません。これに対しJ.W.F.C.も自陣ではボールをキープできるもののこちらもゴールは奪えずスコアレスドロー。勝点１ずつを分け合うにとどまりました。
ＭＥＰ：稲垣美春（RCC） 得点者：なし
第４試合 青短対JSR
今期が初参戦となったJSRはこの試合も木下選手を中心に攻撃を仕掛けますが、青短の守備は非常に硬い。しかし青短も得点力不足はかなり深刻な状況で、惜しいシーンがいくつかあったもののシュートは枠を捉え切れません。結局この試合もスコアレスドロー。青短は和田選手の頑張りが目を引きました。
ＭＥＰ：和田悠那（青短） 得点者：なし
第５試合 学習院対J.W.F.C.
この前の２試合がスコアレスドロー。そろそろゴールシーンが見たいと思っていたところに飛び出したのが学習院の山下選手の見事な左足のゴールでした。首位を行くmomoza以外は得点力不足に泣くチームが多い中、学習院の攻撃は確実にレベルアップをしている印象です。しかもチームの一体感はリーグNo.1と言っても過言ではないのではないでしょうか・・・逆にJ.W.F.C.は４連勝を狙いましたが２試合を終えて勝利なしと厳しい状況となってしまいました。
ＭＥＰ：山下菜々子（学習院） 得点者：（学習院）山下
第６試合 GIOCATORE対RCC
勝つことはできなかったものの、この前の試合で積極的な攻撃を展開したRCC。この試合ではそれが結果となって現れます。試合終盤８分過ぎに稲垣選手のゴールで先制するとその１分後にはまたしても稲垣選手のゴールが決まり２−０。久しぶりの快勝に笑みがこぼれるRCCベンチでした。
ＭＥＰ：稲垣美春（RCC） 得点者：（RCC）稲垣２
第７試合 JSR対J.W.F.C.
ここから後半戦。ここまで１分１敗と苦戦を強いられている両チームの対戦。J.W.F.C.は初めて現在の年生抜きでのリーグ戦となりましたが、そろそろ勝利がほしいところですが、この試合も自陣では菅田選手を中心にボールを支配することはできるもののフィニッシュの精度が上がってきません。しかし試合中盤６分２０秒、大塚選手が放ったシュートが相手選手に当たりコースが変わりJSRゴールへ。JSRにとっては不運なゴールでしたがこれが決勝点。J.W.F.C.が今節の初ゴールとともに今節初の勝点３を獲得しました。
ＭＥＰ：大塚桃子（J.W.F.C.） 得点者：（J.W.F.C.）大塚
第８試合 青短.対RCC
この前の試合で勝利しムードもよくなったRCCでしたが、この試合はゴールが遠い。この日好調の稲垣選手のゴールも枠を捉え切れません。逆に青短が試合終盤好機を迎えますがこれはRCCのキーパー山口選手が好セーブで阻止。リーグ戦第１期に優勝を争った両チームですが、これで今季は３試合連続スコアレスドローとなってしまいました。
ＭＥＰ：山口夏海（RCC） 得点者：なし
第９試合 GIOCATORE対学習院
初戦を除きほとんどの試合で得点が少ない今節、３つのゴールシーンが見れた第９試合。学習院のよいところが随所に見えた試合となりました。３分５８秒にこの前の試合でもゴールを決めている山下選手のゴールで先制すると、６分５０秒には本多選手、８分３２秒には野村選手にゴールが生まれ３−０の快勝。特に目立った動きを見せてくれたのが新入生の本多選手。新チームになってパス回しの面では秀でたものがあったチームにドリブルでアクセントを加えています。今節はMVPにはなれませんでしたが、これからのAfflus Leagueを盛り上げてくれるであろう本多選手にはこれからも注目していきたいと思います。
ＭＥＰ：本多由依（学習院） 得点者：（学習院）山下、本多、野村
第１０試合 RCC対JSR
ここからは各チーム第２節の最終試合。首位との差はかなりあるものの好位置につけるJSRでしたがこの日はここまで１分２敗と苦戦。それが焦りにつながっているのかいつものパス回しが機能せず、フィジカル勝負となってしまいます。対するRCCは稲垣選手がキーパーに下がってしまったため、これまでより守備にまわる時間が多くなってしまいました。その中で試合中盤思わぬアクシデントが・・・相手ゴールに攻め込んだJSRでしたが、相手キーパーとの接触でチームの中心木下選手が負傷退場となってしまいます。しかしJSRはその後も頑張りを見せますがゴールを決めることができずスコアレスドロー。木下選手の負傷とともに痛い今季未勝利となってしまいました。
ＭＥＰ：稲垣美春（RCC） 得点者：なし
第１１試合 GIOCATORE対J.W.F.C.
この日の最後の試合に来てやっとスイッチが入ったJ.W.F.C.。前節MVPを受賞した松井選手が開始早々先制ゴールを決めます。試合中盤は一進一退でしたが、試合終了の３０秒前に神田選手にもゴールが生まれ２−０。しかしこの試合で一番目立っていたのはJ.W.F.C.の菅田選手。本リーグ参加選手の中でも実力はトップクラスだと思うのですが、ここまで２０％程度しか出していない印象。しかしこの試合はプラス２０％位でプレーしてくれました。シュートを打てるシーンでパスを選択するなど、チームプレーに徹していますが、彼女がシュートを打ちだしたらJ.W.F.C.の得点力は格段に上がるのではないかと思っています。彼女もこれからの注目選手のひとりです。
ＭＥＰ：菅田めぐみ 得点者：（J.W.F.C.）松井、神田
第１２試合 青短対学習院
今節は新戦力の台頭もあり３連勝と絶好調の学習院。この試合も勝って４連勝、一気に上位進出を狙いましたが青短の守備は想像以上に固く、最後までゴールを割ることができませんでした。逆に青短では、梶田選手の動きが良かったと思います。どちらかと言うと目立ったプレーをしない選手ですが、この試合はボールキープ、シュートと前を向くシーンが多かったように思います。彼女のプレーがより積極的になると得点力不足に悩むチームに光が見えだすような気がします。