第1試合 青短対GIOCATORE

 

2012年度の女子大生リーグが始まりました。その開幕カードは昨年惜しくも優勝を逃した昨年3位の青短と同5位のGIOCATOREの対戦となりました。青短は昨年までの主力が抜けてしまい、人数も少なくなってしまいました。これに対しGIOCATOREは3チーム以上できる程の人数。しかも昨年の得点王唐木選手が健在とあればGIOCATORE優位かと思われましたが、青短のキーパーが好セーブを連発。結局最後までお互いに得点をすることができずスコアレスドローとなりました。

 

MEP:平田梨沙(青短)  得点者:なし

 

第2試合 RCC対学習院

 

2試合は昨年準優勝の学習院に昨年勝ち星が無かったRCCの対戦。学習院も主力が抜け相当の戦力ダウンと思われましたが、スピリットはちゃんと受け継がれていました。キーパーの大谷選手やフィールドの清水選手が成長。得点こそ奪えなかったものの随所に好プレーを見せてくれました。これに対しRCCも戦力アップには成功したもののこの試合ではゴールネットを揺らすことはできず、この試合もスコアレスドローで試合終了。しかし、これからが期待できそうな2チームの立ち上がりでした。

 

MEP:大谷眞未(学習院)  得点者:なし

 

第3試合 JSR対momozaレディース

 

今期初参加となったJSRが昨年の覇者momozaレディースに挑んだ第3試合。しかし、開始早々得点したのはJSR。長選手のゴールで先制します。出鼻をくじかれたmomozaレディースですが、チャンスは作るもののなかなか得点が奪えません。その後JSRは初参加とは思えない頑張りを見せますが、残り1分少々となったところで、momozaレディース新田見選手に同点ゴールを許してしまいます。JSRはいきなりの大金星かと思われましたが、それでも大健闘といっていいでしょう。

 

MEP:長あゆみ(JSR)  得点者:(JSR)長  (momoza)新田見

 

第4試合 青短対RCC

 

何度も言っていますが、初年度の黄金カード、青短対RCC。ここのところRCCが下位に低迷していたので青短の一方的な展開となっていましたが、今年はどうでしょう・・・ RCCは新2年生を加えかなりの戦力アップとなりましたが、昨年までと同様、ゴールが遠い。しかし試合終盤にビッグチャンスが訪れます。青短の選手がペナルティエリア内で痛恨のハンド。RCCにPKが与えられます。しかし、これを青短キーパーの平田選手が阻止。RCCは久々の勝利を逃してしまう悔しい結果となりました。

 

MEP:平田梨沙(青短)  得点者:なし

 

第5試合 GIOCATORE対JSR

 

ここまで4試合連続で引き分け。今期の初勝利を狙った両チームでしたが、この試合も両軍ゴールなし。そんな中目立ったのはJSRで守備に貢献した布施選手。体を張ったプレーで無失点に貢献しました。GIOCATOREは自慢の攻撃力がまだ影をひそめている感じ。

 

MEP:布施杏奈(JSR)  得点者:なし

 

第6試合 学習院対momozaレディース

 

戦前の予想では優勝候補の筆頭だったmomozaレディース。しかしこの日は参加者が6人と少数精鋭。そのせいかはわかりませんが、初戦は引き分けのスタート。しかし、この試合では遅れての参加となった相馬選手が入ったことで後方からパスを供給できるようになります。学習院も応戦しますが、4分40秒に相馬選手に先制ゴールを許すと試合終了間際にも新田見選手がダメ押しゴールを決め2−0。Momozaレディースが6試合目にして今期始めての勝利チームになりました。

 

MEP:相馬夏希(momozaレディース)  得点者:(momoza)相馬、新田見

 

第7試合 青短対JSR

 

ここから後半戦。各チームの3試合目となる最初の試合はお互いここまで2引き分けの青短とJSR。そしてこの試合も終盤まで両チームとも得点を奪えずなかなか均衡が破れなかった試合終了30秒前、JSRにビッグチャンスが・・・ 青短の一瞬の隙を突きキーパーと1対1になったJSR木下選手が冷静にゴールを決め、これが決勝点。1−0でJSRが勝利。と同時に女子大生リーグの初勝利を飾りました。

 

MEP:木下陽子(JSR)  得点者:(JSR)木下

 

第8試合 RCC.対momozaレディース

 

自身の2試合目から相馬選手が入り攻撃にリズムが出てきたmomozaレディース。この試合も攻撃陣が爆発します。3分20秒に相馬選手のシュートがRCCディフェンダーに当たりコースが変わってゴールへ。(記録はオウンゴール) 7分40秒には新田見選手が追加点、更に8分10秒には小曽根選手が追加点と終わってみれば3−0の快勝。昨季得点力不足に泣いたRCCは今期もここまでゴールなしの苦しい滑り出しとなりました。

 

MEP:新田見理絵(momozaレディース)  得点者:(momoza)OG、新田見、小曽根

 

第9試合 GIOCATORE対学習院

 

ここまで2分のGIOCATOREと1分1敗の学習院が今季初勝利を賭けての対戦となったこの試合。先制したのは学習院。これが学習院の今季初ゴール。昨年の後半からプレーの質が上がり、主力が抜けた今季の中心選手として期待される野村選手のゴールでした。これで勢いづいた学習院でしたが、7分50秒、GIOCATORE高野選手に同点ゴールを許し、初勝利はならず。GIOCATOREもこのゴールが今季の初ゴール。なんとか敗戦を免れています。

 

MEP:高野亜梨沙(GIOCATORE)  得点者:(GIOCATORE)高野 (学習院)野村

 

第10試合 青短対momozaレディース

 

ここからは各チーム第1節の最終試合。昨年優勝を争った2チームの対戦。主力が抜けた青短に対し、ほぼ優勝メンバーが残るmomozaレディース。実力の差があるのではと思われましたが、先制したのは青短。開始早々に福岡選手が放ったシュートはmomozaのキーパーの横を抜けてゴールネットを揺らします。その後青短は粘りの守備でmomozaに得点を許しませんでしたが、試合終盤、この日好調の新田見選手に2ゴールを決められ逆転負け。昨年3位からの優勝を目指す青短は2分2敗と苦しい滑り出しとなりました。逆にmomozaレディースは優勝候補の名に恥じぬ戦いぶりで3勝1分の勝点10を獲得。いきなり首位発進となりました。

 

MEP:新田見理絵(momozaレディース)  得点者:(momoza)新田見

 

第11試合 学習院対JSR

 

昨年準優勝の学習院としては、未勝利で第1節を終えたくないところ。そんな中飛び出したのが清水選手の初ゴール。この前の試合からアクティブに動き回る清水選手に注目していましたがなんとなくゴールの予感があったのも事実。3分42秒に生まれたこのゴールはこの日の1,2を争う綺麗なゴールでした。これで学習院、JSRともに第1節を1勝2分1敗で終える結果となりました。

 

MEP:清水明日香(学習院)  得点者:(momoza)清水

 

第12試合 GIOCATORE対RCC

 

この試合が第1節の最終試合。ここまで未勝利、そしてゴールなしのRCCはこのまま悪い流れで第1節を終えたくないところ。その試合はここまで得点力不足に泣いていたのが嘘のようなゴールラッシュとなりました。まずは1分50秒に櫻井選手が先制点を決めると、3分50秒には石田選手にもゴールが生まれます。ここでGIOCATOREは昨年の得点王の唐木選手を投入して同点、逆転を狙いましたが、逆にRCCが6分00秒、6分20秒に磯崎選手、庄司選手が立て続けにシュートを決め終わってみれば4−0とRCCの圧勝。そして本当に久しぶり、約17か月ぶりのリーグ戦勝利となりました。この結果、RCCは1勝2分1敗。GIOCATOREは3分1敗と勝利なし。GIOCATOREの次節初勝利に期待しましょう。

 

MEP:磯崎楓(RCC)  得点者:(RCC)櫻井、石田、磯崎、庄司