第1試合 J.W.F.C.対青短


いきなり優勝争いをしている青短が登場した第1試合。対するは昨年の覇者J.W.F.C.。J.W.F.C.は今期が最後となる4年生を多く出場させるため1年生は応援に専念。それでも20名近い応援団に見守られ、順調な滑り出しを見せます。これに対して青短は優勝争いのプレッシャーからかいつもより固さが目立ちます。なんとしても勝利がほしい青短でしたが、先制したのはJ.W.F.C.。昨年のMVP澤井選手にゴールを許したのは9分15秒。時間が時間だったため敗戦も覚悟した青短でしたが獅子終了直前、佐藤選手が後方からあげたボールに走りこんだ大中道選手がヘッドで合わせて同点に追いつきます。イベントだったら2点をあげてもいいようなゴールでしたが、リーグ戦では特別ルールはなく結果は1−1のドロー。なんとか勝点1を加えた青短でした。

 

MEP:大中道麻理衣(青短)  得点者:(J.W.F.C.)澤井 (青短)大中道

 

第2試合 学習院対RCC


第2試合にはこれも優勝争い中の学習院が登場。こちらは先ほどの青短と比べると試合開始からエンジン全開。次々とRCCゴールに襲い掛かります。開始早々に前節のMVP益子選手がゴールを決めると、その2分後には前々説のMVP島崎選手が追加点をゲット。後半はRCCの守備の頑張りもあり得点することはできませんでしたが、難なく勝点3をゲット。RCCは悲願の今季初勝利は次戦以降に持ち越しとなりました。

 

MEP:島崎美和(学習院)  得点者:(学習院)益子 島崎

 

第3試合 momozaレディース対AMIGO


優勝争いをしているチームの中では最後に登場したのは首位で最終節を迎えたmomozaレディース。ひとつ前の試合で学習院が勝ったため負ければ首位陥落となるmomozaでしたが、その不安を払しょくしたのは山口選手のゴールでした。2分過ぎに先制ゴールをマークすると、それから30秒も経たないうちに2点目をゲット。更に6分20秒にもゴールを決めこの時点でハットトリックを達成します。AMIGOも森本選手が今まででで一番の積極性を見せシュートを放ちますが、最後までゴールを割ることはできず終わってみれば4−0。momozaも勝点3をゲットしました。この結果、@momozaレディース:勝点48 A学習院:勝点46 B青短:勝点42となりました。

 

MEP:山口里華(momozaレディース)  得点者:(momoza)山口3 海老名

 

第4試合 学習院対青短


各チームの2順目となる第4試合で、優勝争いをしている学習院と青短が激突。ここまでの直接対決は2勝1敗。この2試合は学習院が勝利しており、今回も学習院有利かと思われましたが、試合は一進一退の展開に。お互い意地と意地がぶつかり合い、お互いゴールを必死に守り抜きます。そしてこのままスコアレスドローかと思われた9府55秒。学習院は痛恨のバックパスを犯してしまい、青短に関節フリーキックが与えられます。青短はこのボールを横にずらし思い切りシュートを放ちますが、ゴール前で全員で作った壁に当たりゴールはならず。しかし、この跳ね返りのボールからゴール前で混戦になり、最後に押し込んだのは福岡選手。このゴールで青短が劇的な勝利をあげました。


MEP:福岡奈那(青短)  得点者:(青短)福岡

 

第5試合 J.W.F.C.対AMIGO


5試合目にして本日初めて優勝争いには関係のない試合となったJ.W.F.C.とAMIGOの一戦。この試合は応援団も含めた人数に勝るJ.W.F.C.が終始自分たちのペースで試合を進めました。5分48秒に久保田選手が初ゴールを記録。その後もキックインからの相手のオウンゴールで1点を追加したJ.W.F.C.が久々の勝利をあげました。


MEP:久保田美咲(J.W.F.C.)  得点者:(J.W.F.C.)久保田 OG

 

第6試合 momozaレディース対RCC


首位と最下位の対戦となったこの試合。最初の試合に続きmomozaのゴールラッシュ化と思われましたが、RCCが粘りの守備を見せます。今期はこれまで以上に得点力不足に泣いてきたRCCですが、ここのところ守備力は向上しています。ただ、リスタートのボールがことごとく相手ボールとなってしまい、チャンスがいきなりピンチになるシーンが多くありました。この辺りは来期に向けた修正点ですね。少し話がそれましたが、試合は6分過ぎに蛯名選手が記録したゴールが決勝点となり1−0でmomozaが勝利。この結果@momozaレディース:勝点51 A学習院:勝点46 B青短:勝点45 momozaが頭一つ抜けた格好となりました。


MEP:海老名由美(momozaレディース)  得点者:(momoza)海老名

 

第7試合 J.W.F.C.対学習院


ここから各チーム折り返しの3試合目。休憩をはさんで行えわれた後半戦最初は昨年優勝を争った2チーム、J.W.F.C.と学習院の対戦となりました。前の試合に敗れた学習院は優勝のためには勝利が必須。しかし、J.W.F.C.もキーパーの小山選手を中心に必死に守り巧みにボールを回す学習院にゴールを割らせません。均衡が破れたのは9分過ぎ、ここぞの時に頼りになる学習院・島崎選手のゴールでした。これで青短戦のショックは癒えた・・・?最後のmomoza戦に逆転優勝をかけて臨めるのでしょうか???


MEP:島崎美和(学習院)  得点者:(学習院)島崎

 

第8試合 青短対momozaレディース


青短は第4試合に続き優勝争い中のmomozaレディースとの直接対決に臨みました。実はこの時点で青短の優勝はありませんでしたが、準優勝のチャンスはまだ残されています。そのためにも負けられない試合でしたが、この日のmomozaは少数精鋭でも質の高い試合運び。3分26秒に蛯名選手のゴールで先制すると6分52秒には相馬選手もゴールを記録、そしてトリはこの日好調の山口選手がとどめの一撃。青短の夢を砕く3−0の勝利をmomozaがあげました。そしてこの時点でmomozaレディースの初優勝が決定。同時に学習院の2位、青短の3位も確定しました。


MEP:相馬夏希(momozaレディース)  得点者:(momoza)海老名 相馬 山口

 

第9試合 RCC対AMIGO


残り2試合に今期の初優勝をかけるRCC。全敗だと2009年度のClueと並び史上最も少ない勝点でのフィニッシュとなってしまいます。RCCはこの試合も守備では健闘するもののゴールが遠い。AMIGOは畔浦選手が好プレーを見せますがこちらもゴールは奪えず。この結果、両者得点なしのスコアレスドローで試合は終了。なんとか総勝ち点を6とし不名誉な記録は免れたRCC。最終戦に初勝利をかけることに・・・

 

MEP:畔浦万里江(AMIGO)

 

第10試合 momozaレディース対学習院


本来はこの試合が優勝を決定する試合になるところでしたが、既に順位は決定してしまった後の対戦となったmomozaと学習院の今期最終試合。2年連続の2位が決まった学習院ですが、直接対決には勝って気持ちよくリーグ戦を終わりたいところ。逆にmomozaは優勝が決まって少しほっとした状態。その気持ちの差が出たのか開始2分で学習院が先制。ゴールを決めたのは益子選手。結局これが決勝点になるのですが、学習院で今期最も成長した益子選手が最終試合の勝利を決めるゴールをマークしたのは、今期の戦いを象徴していたと思います。


MEP:益子朱里(学習院)  得点者:(学習院)益子

 

第11試合 J.W.F.C.対RCC


これが本当に最後のチャンス。なんとか1勝をと私も祈りました。増田選手が好機を迎えるシーンもありましたが残念ながらゴールは生まれず。ゴールできなければ勝利はありえません。逆にJ.W.F.C.もこれに負けると下位が確定してしまい、昨年のチャンピオンとしての面目が保てません。その気持ちが通じたのか4分35秒にエース澤井選手がリーグ戦最後となるゴールを決めてくれました。結局試合は1−0でJ.W.F.C.が最終戦を勝利で終え、今期のリーグ戦の4位が確定。RCCは勝利を来期に持ち越すことになりました。


MEP:澤井麻希(J.W.F.C.)  得点者:(J.W.F.C.)澤井

 

第12試合 青短対AMIGO


どちらも最終戦を勝利で終えたいのは同じ。その気持ちがそのまま出た試合展開となりました。先制したのは青短、佐藤選手のシュートが決まったのは2分25秒。次にゴールが生まれたのは3分45秒。今度はAMIGO畔浦選手が交代出場すぐにゴールを決めます。3つ目のゴールはまたもAMIGO。7分55秒に青島選手が決めたゴールはかなりのビューティフルゴール。しかし試合はこれで終わりません。9分過ぎに青短福岡選手がこの日2点目のゴールが決まります。この福岡選手のゴールが今期のリーグ戦最後のゴールとなり試合終了。2−2の引き分けで終わりましたが、順位が決まった後の試合とはいえ、AMIGOの今季ベストゲームだったかもしれません。


MEP:青島有希(AMIGO)  得点者:(青短)佐藤 福岡 (AMIGO)畔浦 青島